黒松芭樂汁飲料は不二家のネクターピーチの味がした。

海外旅行に簡単に行けるようになったとはいえ、コンビニに行くように手軽にはとはいかない。そんなとき、輸入食品店に行けば、日本では見たことがない食べ物、飲み物が並んでいて、旅行気分に浸れる。

ドリンクの棚は、台湾の飲み物が結構な割合を占めている。わけのわからない漢字とデザインからは、どんな味か推測するは難しい。南国の飲み物なので、フレッシュでさわやかな味なんだろうくらいの見当をつけることはできるが、じっと見ているとエキゾチックな雰囲気につつまれてしまう。

黒松芭樂汁は台湾のグァバジュースだ。青虫が喜びそうなシュールな缶のデザイン。台湾の青汁かと錯覚する人もいるだろう。なかなか手に取りづらい容器だ。

グァバという聞いたことのない原料は、野菜ではなく果物だ。中が赤でイチジクっぽいものもあるし、白いものもある。常夏の国では、このジュースはよく飲まれているらしい。

味は不二家のネクターピーチを少し薄くした感じ。炭酸ではない。果汁15%なので、少し調整された味かも知れないが、おいしく飲める。日本でも受ける味だと思う。

サッパリした味よりも、濃厚で少し甘味のある飲み物が欲しいときにいいだろう。もちろん冷やしてから。