コストコのベーグルは身が詰まっているのでおいしい。

ベーグルを初めて知ったのは20年以上も前のこと。当時、CompuServeというアメリカのパソコン通信のネットワークでよくチャットをしていた。あるときニューヨークの人と朝食の話になり、朝ごはんはコーヒーとパンですかと聞いたら、ニューヨークではベーグルを食べるよと言われた。

その後しばらくして日本でもベーグルのブームが到来し、手軽に手に入るようになった。この頃のベーグルは、身が詰まっていて固く、アメリカからそのまま持ってきたようなものだった。

日本人はもともと柔らかいパンが好きだ。食パンの芳醇に代表されるように、ふわふわで柔らかいものが好まれる。そのため固いベーグルはあまり受け入れられなかったようだ。

だが、それでベーグルは終わらなかった。ふわふわとかサクサクとか、ベーグルとクロワッサンを混ぜたようなものが出てきた。今もスーパーなどで手に入るのはこういった柔らかいベーグルだ。

固いベーグルのファンとしては、今の状況はとても残念。そんな中、コストコのベーグルは私にとって救世主だ。

種類もいろいろあるが、やはりプレーンをそのまま食べるのが好きだ。ツナやチーズをはさんだりしてもおいしい。冷凍しての保存もきく。カロリーは1個で250kcalくらいなので、ご飯茶碗1杯ぶんくらいかな。