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水野和夫著「資本主義の終焉と歴史の危機」書評感想

長期的視点で歴史を振り返り、今日の低金利時代が資本主義の行き詰まりを示してしることを説明した本。資本主義が拡大を続けるためには、途上国にマーケットを拡大していくことが不可欠。アフリカしか未知の市場が残されていない状況では、最早行き詰まりしか...

茂木健一郎著「世界標準の勉強法」書評感想

ネットで情報が大量に手に入りAIの時代になりつつある今の世の中。今までの暗記主義から自分の頭で考えることが求められるようになってきている。これから求められる勉強法についての本。・頭良さの基準が変わってきた・地頭を良くする探求学習・子供が興味...

岡田恵美子著「言葉の国イランと私」書評感想。ペルシャ文学者の留学体験記。

著者はペルシャ文学者で日本イラン文化交流協会会長。東京外国語大名誉教授。東京オリンピックの頃にイランへの国費留学生第一号としてテヘラン大に留学して博士号を取得。そのときの留学体験記などをつづったエッセイ集。中学の教師をしていて、あるきっかけ...

藤田田著「勝てば官軍」書評感想。マクドナルド創業者の成功法則。

日本マクドナルド創業者の著者によるビジネス成功法則についての本。1996年初版の復刻本。1996年発行なので、すでの20年以上も前に書かれたものだが、今からみると鋭い指摘が多々ある。当時、バブル崩壊後の苦境にあえぐ日本経済の中で、マクドナル...
投資

相場師朗著「株チャート図鑑」書評感想

チャートだけで売買をする株のテクニカル本。著者の過去の著書をわかりやすくまとめ、更に酒田五法の解説と、新たなシグナルを解説した内容。酒田五法にページを割いて、各パターンについて有効かどうかの検証をしている。結果としては、役にたたない。新たな...

茂木健一郎著「「書く」習慣で脳は本気になる」書評感想

書くことの重要性と効果について脳科学的に解説した本。・脳怠けものなので、活性化のために書く・脳を本気にするために、コンプレックスを逆手にとる、目標作って継続させる、楽しむものに変換する・記録することでメタ認知することができる・書くだけで願い...
外国語

清涼院流水著「50歳から始める英語」書評感想

タイトルから中高年向けの「英語を学び直そう」といった本だと思ったが、なかなか本格的な英語学習の指南本。冒頭はソフトな感じでスタートするが、徐々にレベルを上げていって、最後の方は上級以上を目指して英語を極めようとする学習法。・できなという思い...

黒田勝弘著「韓国人の研究」書評感想

産経新聞の特派員として韓国滞在30年の記者が書いた韓国論。体験した事例がベースになっていて、日本ではあまり知られていない韓国人の特徴が興味深い。・韓国は大きく強く豊かな国になった・反日vs反韓で日本が韓国化しているのは寂しい・韓流ブームはバ...

高橋洋一著「未来年表 人口減少危機論のウソ」書評感想

人口減少が危機をもたらすという世の論調に対し、各分野についての反論をまとめた本。・人口問題の本質人口が減ってもGDP成長率への影響は軽微、人口増減率と経済成長率は無関係・移民移民受け入れで社会問題が起きる、単純労働はAIにまかせればよいので...

池上彰、佐藤優著「教育激変」書評感想

2020年の大学入試と学習指導要領の改革を前に、教育についての討論本。巻末は大学入試センターの理事長との対談。一流大学は均質化中高一貫校の受験刑務所化東大を頂点とするヒエラルキー化数学を勉強しない文系生徒経済格差が教育格差連合赤軍が共通一次...
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