著者はさわかみファンドの創設者で、少し前まではテレビでよく見かけた方。
投資法は一貫していて、安いところで買って高くなったら売る。とくに暴落が起きたときに、喜んでポジションを増やすというスタイル。いわゆる長期投資。とくに、暴落時が絶好の買い場になる。
いつ暴落が起きるかとか、どういうポジションの取り方をするかは一切書かれていない。とにかく安いところで買うというだけ。
具体的な手法ではないが、こういう待ちの姿勢でマーケットに向かい合うのは、案外有力な方法なのかもしれない。いつくるかわからない暴落を待つだけの方法に見えるが、そんなことを実行している人は少ない。そこに優位性があってもおかしくない。
このところ株価が上がるだけ上がっており、そろそろ大きな下げが予想される。そういうタイミングなので、こんな本が出たのだろう。