今年の安田記念は、アーモンドアイとダノンプレミアムの一騎打ちムード。レース前からこういうかたちで注目を集めるのは割と珍しい。これまでには、メジロマックイーンとトウカイテイオーやタマモクロスとオグリキャップなどがあった。
レースはスタート直後に波乱。ロジクライの斜行のため、アーモンドアイとダノンプレミアムはかなりの不利を受ける。予想どおりハイペースとなり、後方になった2頭は苦しい展開に。最後の直線でアーモンドアイは驚異的な追い込みをみせたが3着まで。ダノンプレミアムはまったくのびず16着に。
勝ったのはインディチャンプ。もともとの実力馬だし、展開もピッタリはまった。総じて先行有利の決着となった。
あらためてアーモンドアイの強さが目立ったレース。あれだけの不利を受け、道中はダノンプレミアムに外からかぶせられ、思いどおりのレースができない展開になったのに、あそこまで追い込んだのは驚きだ。オルフェーヴルの阪神大賞典を思い出した。
2019年安田記念
1着 インディチャンプ 福永祐一 1:30.9
2着 アエロリット 戸崎圭太 クビ
3着 アーモンドアイ ルメール ハナ