著者の消費税についての主張を税体系の中でわかりやすくまとめている。消費税についての誤解を説明し、消費増税不要論を主張する本。
・景気悪いから増税というのは間違い。消費税を社会保障目的税としてはダメ。
・消費税は所得再分配機能を源殺しており、地方税には適した税。
・社会保障費は社会保険方式で運営するべき。年金のために消費税は必要でなく、保険料多くするべき。年金保険料が足りなければ所得税をあてるのがよい。
・消費税増税前に歳入庁を設立して徴収漏れを減らすべき。
・少子高齢化でも、保険料アップで年金制度は維持できる。
・財政再建完了しており、消費税増税は必要ない。
・法人税は必要ない
消費増税の決断のタイミングが迫っていて、タイムリーな出版。いつものように説得力あって他の人が言わない不都合なことをズバリと解説してある。消費増税について考えるうえで助けになる本。