高木彬光

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高木彬光著「黒白の囮」の感想。

グズ茂こと検事近松茂道が探偵役。エラリー・クイーンばりに、謎解きの前に読者への挑戦状が提示される本格派ミステリー。トリック、ストーリーとも思った以上の出来で、かなり楽しめた。登場人物が少ない割には凝った構成。二つの事件の関係が徐々に明らかに...

高木彬光著「神津恭介の復活」の感想。神津恭介平成三部作の第2作。

神津恭介シリーズ平成三部作の第2作。会社オーナーの資産家一族に起きる連続殺人事件。遺産目当ての事件の線で捜査が進められる。だが、重要容疑者も殺されてしまい、真相究明は難航する。伊豆に引きこもった神津恭介が依頼を受け、鋭い推理で事件解決に導く...
映画

映画「白昼の死角」(1979)の感想。高木彬光原作。

1979年公開の角川映画。高木彬光原作。出演は夏木勲、天知茂、島田陽子。原作は何度も読み返しているお気に入りの1冊。経済犯罪小説はいろいろあるが、騙しのトリックの鮮やかさは秀逸で、エンターテインメント性という点で抜群の出来だと思っている。た...

高木彬光著「刺青殺人事件」の感想。

高木彬光のデビュー作。神津恭介が登場する。刺青絡みの殺人事件。謎解きとしてかなり面白い。今にしてみれば、双子のトリックはありきたりにも思えるが、デビュー作でこの出来はやはりさすが。著者の「刺青物語」も読んだことがあるが、刺青に関する造詣の深...

高木彬光著「人形はなぜ殺される」の感想。

著者の作品の中でも傑作と言われていることは知っていたが、最近まで読む機会がなかった。ブックオフで見つけたので購入。探偵役は神津恭介。マジック発表会で、ギロチン手品の小道具である人形の首が盗まれた。その首が、首なしの人の死体のそばに転がってい...

高木彬光著「神津恭介への挑戦」の感想。平成に書かれた神津恭介が活躍。

高木彬光の神津恭介シリーズ平成三部作の第1作。満員電車内で毒殺事件が発生した。偶々、乗り合わせた新聞記者が被害者の身元を探っていくと、関係する男が失踪していることがわかる。彼らはあまり表沙汰にできない事件を起こしていて、その報復ではないかと...

高木彬光著「ハスキル人」の感想。異質なSF的なストーリー。

高木彬光には珍しいSF的なストーリー。ハスキル人というのは主人公となる宇宙人の名前。地球よりもはるかに文明が進化した宇宙からやってきたハスキル人。人間に憑依して、驚くべき能力を発揮する。それに目を付けた新聞社や実業家たち。挙げ句の果てには、...
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