ミステリー

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NHKBSドラマ 横溝正史短編集IV「鏡の中の女」の感想。

第4シリーズの第2話。金田一耕助が聾唖学校女性教師とカフェで話し込んでいるうちに起きる事件。ナレーションが多用されていて、長いセリフとの組み合わせで物語が進む。語り手の説明の直後にキャストがその演技をする場面が多く、まるで動画の紙芝居を見て...

高木彬光著「失踪」の感想。

プロ野球を舞台にした珍しいミステリー。後楽園球場でのプロ野球の試合中、登板中のピッチャーが突如降板を申し入れ球場から姿を消した。その夜、実業家が絞殺され、現場でそのピッチャーのシガレットケースが見つかる。偶々依頼人との関係で巻き込まれた百谷...
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NHKドラマ「アストリッドとラファエル5 文書係の事件録」第5話「殉教者」の感想。

モルモン教のコミュニティーの神殿で会計係が遺体で発見された。排他的なコミュニティーの捜査を進めると、被害者の娘が脱会していたことがわかる。更に、少し前にある男が被害者を殴り倒すという事件が起きていたこともわかる。今回はいつにもまして展開が速...
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NHKドラマ「アストリッドとラファエル5 文書係の事件録」第4話「エルドラド」の感想。

メキシコ専門の考古学者が遺体で発見された。遺体からは心臓が抜き取られていた。被害者はメキシコで養子縁組をした息子がいて、彼に嫌疑がかかる。捜査を進めると、アステカの黄金郷の秘密が関係していることがわかってくる。前回のチベット仏教から今回はア...
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NHKBSドラマ 横溝正史短編集IV「悪魔の降誕祭」の感想。

池松壮亮が金田一耕助を演じる横溝正史短編集の第4弾がいよいよ登場。金田一耕助の事務所で依頼人が死体で発見された。被害者は人気ジャズシンガーのマネージャーで、第二の殺人を予告するようなメッセージが残されていた。ジャスシンガーの周辺を捜査すると...

フレドリック・ブラウン著「真っ白な嘘」の感想。

短編の名手フレドリック・ブラウンのミステリー短編集。18編収録。軽妙の語り口とウイットのきいたオチ。どれを読んでも引き込まれる。オチの作り方が複雑すぎず浅すぎず絶妙なポイントにある。ちょっと物足りないくらいで終わり、余韻を残すようなクライマ...
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NHKドラマ「アストリッドとラファエル5 文書係の事件録」第3話「マンダラ」の感想。

警視正バシェールの親友が、毎晩悪夢で目撃するチベット仏教の高僧の殺人について相談にくる。実際の事件との関係が疑われ、捜査を進めると過去の殺人事件の再捜査にとなる。そして仏教寺院で第2の殺人が起きる。今回もオカルト的な事件。そもそも夢の中の殺...

高木彬光著「人蟻」の感想。

人蟻とは何のことかと思うが、蟻のように砂糖に群がる人たちという意味。製糖会社の暗部に絡む殺人事件の話。戦後の混乱期に、台湾から砂糖を不正輸入したという設定は著者らしい。裏の経済とそこで一儲けをもくろむ野心家たちの暗闘。そして業界の闇を暴こう...
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NHKドラマ「アストリッドとラファエル5 文書係の事件録」第1,2話「毒ヘビ」の感想。

いよいよ第5シーズン突入。これまで高いクオリティを保ってくれたことに感謝。そして新シリーズへの期待も高まる。シリーズの最初は、前後編のわたって重厚なストーリーが展開された。路上のベンチで昼ごはんを食べる普通の女性が射殺されるところからスター...

高木彬光著「肌色の仮面」の感想。群像推理劇。

画期的なγ(ガンマ)合金を開発した大学教授が行方不明になった。私立探偵が捜査を始めると、その秘密をめぐる産業スパイの動きが明らかになってくる。更に、企業との関係による株価の動きに群がる人々が現れ、捜査は混迷を極める。新合金の開発者である教授...
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