映画「ガーンジー島の読書会の秘密」(2018)の感想。

ガーンジー島は、イギリスとフランスの間に位置するイギリス王室の属領で、第二次大戦中にドイツのより占領されている。その当時を舞台にした、ミステリータッチの心温まる作品。

ガチガチの謎解きものかと思って身構えて見始めたが、主人公の女性作家の人生が色濃く反映するようになって、ちょっと肩すかしをくらった感じ。真の愛に目覚めて自立する女性の物語と言えると思う。主演のリリー・ジェームズは、華があって、当時のノスタルジックな映像の中で映える女優だ。

ミステリーの方は、エリザベスの失踪事件の経緯が明らかになってから、もう一波乱あるのかと期待していたが、愛の物語にうつってしまって拍子抜けした。

ガーンジー島の当時の雰囲気が再現されている映像はきれいで、田舎ののどかな風景が再現されている。

ミステリーとロマンスがミックスしていて、人によって好みが分かれそうな作品だと思う。