映画「特攻大作戦」(1967)の感想。

1967年公開の戦争映画。

破壊工作専門家のライズマン少佐は、独断専行が行きすぎるきらいがあった。ある日、ノルマンディー上陸作戦に先だって、ドイツの高級将校たちが集まる保養地襲撃を命じられる。決死の作戦のメンバーは、収監中の犯罪者から選ぶという指示を受ける。彼らに厳しい訓練を課し、士気を高めた後にドイツに向かうことになる。

チャールズ・ブロンソン、テリー・サバラス、ジョン・カサヴェテス、ドナルド・サザーランドという豪華キャストに、なんとフットボールのジム・ブラウンまでが登場する。

クセのある囚人たちだが、メンバー同士のいがみ合いや対立はほとんどないし、絶体絶命のようなピンチもない。淡々と話は進んで展開は割とゆるい。悪役大佐をつくって、本作戦の前の模擬訓練の話を入れて、2段構成としたたことでメリハリがつき飽きずに最期まで観ることができた。

娯楽戦争映画だが、緊迫感よりも作戦が決まったときの爽快感を味わうための軽快な作品。