映画「借王2」(1997)の感想。シリーズ第2弾。

シリーズ第2弾。前作よりもパワーアップしている。悪徳代議士の不正に絡む事件で罪を着せられた議員秘書を救うストーリー。そこからロシアマフィアとの取引きに話が移り、更に警察署内に監察官の検査が入る重層的な構成。

志賀勝は相変わらずいい。ヤクザ以上にヤクザらしい刑事としては最高のキャスティングだ。どんなセリフでもにじみ出る柄の悪さは秀逸。喫茶店で「オーイ、ねえちゃん、レイコー3つしばいとくれ。」には笑った。

プロットは、さすがに細部まで作りこまれているとは言えないが、テンポよく場面が進行していくので楽しい。