東野圭吾原作、木村拓哉、長澤まさみ主演のミステリー映画。映画としては前作の「マスカレード・ホテル」に続く2作目になる。今回もかなり凝った構成になっている。
華やかな高級ホテルが舞台というのは同じ。そしてカウントダウンパーティで繰り広げられる殺人犯探し。
ミステリー的には前回よりもパワーアップしていると思う。仮装パーティという犯人が隠れるにはうってつけ舞台のため捜査は難航する。そこにこれでもかというくらいに怪しい人物が次々に登場。それぞれの人物にスポットライトが当たるが、間延びすることなくスリリングな展開が持続する。
原作がよいのだと思うが、脚本もよく練られていてテンポがよい。犯人さがしの謎解きが中心となるストーリーで、豪華出演陣のキャラが立っているので最後まで飽きさせない。
木村拓哉と長澤まさみのコンビも板についてきた感じがする。前作と同じパターンで繰り広げられる二人の反発と協調なので、見る目が慣れてきたと言った方がいいかな。
原作、脚本がともによいし、主演の二人に華がある。豪華な雰囲気を味わいながらの謎解き。おすすめのミステリー作品。
