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志良堂正史著「他人の手帳は「密」の味」の感想。

他人の手帳を収集するというレアなことをしている著者。本書には集めた手帳の写真がふんだんに収録されている。もちろん持ち主の許可を得て買い取っているし、プライバシーには最大限に配慮を払っていて、個人が特定できるようなことは書かれていない。それで...

近藤大介著「ほんとうの中国」の感想。

中国に関する本は多数出版されている。その多くは、中国という国家であったり社会そのものを対象としているが、この本はそういったそれを構成する中国人にフォーカスを当てている。中国人は自分たちとは違うという印象は、多くの日本人が持っているだろう。日...

カトリーヌ・アルレー著「二千万ドルと鰯一匹」の感想。

カトリーヌ・アルレーといえば悪女。この作品でも二人の悪女を描く筆が冴えまくっている。富豪の未亡人のイリーナは、事故で重傷を負った義理の息子を亡き者にして財産を独り占めしようとする。そこで過去にも患者を死なせる裏稼業の経験のある看護師ヘルダを...

草柳大蔵著「実録満鉄調査部」の感想。

満鉄調査部についての詳細なノンフィクション。昭和54年発行。著者の徹底した取材力には驚くばかりだ。この上下巻を書くために、どれほどの取材を重ね、どれほどの資料を読み込んだのか。巻末の参考文献は省略してあるのは、書き切れないほどの資料にあたり...
外国語

清野孝弥著「1年で5ヵ国語をマスターした私の外国語「同時」習得法」の感想。

同時に複数の外国語を学習する方法を紹介した本。著者は、1年で英独仏西中の5カ国語を習得したという東大生。従来の文法と読解をしっかりやるという方式ではなく、出来ることから少しずつ積み上げていく方法。文法規則を覚えながら単語を覚え、それを利用し...

佐々木敦著「「書くこと」の哲学」の感想。

初心者向けの文章教室のようなものかなと思って手にとってみたが、それとはかなり違っている。書名にあるように、書くと言うことはどんなことかを哲学するように深く考察した本だ。講義録のような形式をとっていて、前半は書くことのマインドセット、後半は実...

高木彬光著「妖婦の宿」の感想。

表題作を含む4作の中短編集。旧版の角川文庫。殺人シーン本番 中編紫の恐怖    短編鏡の部屋    短編妖婦の宿    中編いずれも密室系のトリックのエピソード。この中では「妖婦の宿」が一番いい。一旦、解決したかに見えたが、おやっという感覚...

カトリーヌ・アルレー著「理想的な容疑者」の感想。

カトリーヌ・アルレーによる仏冒険小説大賞受賞作。ドライブ中の口論で、妻を車から降ろし置き去りにした夫ミシェル。翌朝、身元不明の女が車にひき殺された状態で見つかる。状況証拠から容疑者となったミシェルを、実の兄夫婦でさえ犯人ではないかと思い込む...

西村京太郎著「発信人は死者」の感想。

西村京太郎によるミステリー。1977年刊行。報道カメラマンの野口がたまたま無線による救難信号を受信する。それは太平洋戦争中に沈没した潜水艦からのものであった。野口は仲間とともにその潜水艦について調べ始めると、当時の関係者が事故死してしまう。...

西村京太郎著「D機関情報」の感想。

西村京太郎によるスパイ小説。著者の自著ランキングでは1位に挙げている。敗戦濃厚な状況の太平洋戦争末期、海軍中佐の関谷は水銀調達の密命を受けヨーロッパに赴く。その代金である金塊が潜水艦によりドイツに到着すると、それをトランクにつめ車でスイスに...
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