NHKBSプレミアムの英雄たちの選択「新発見!秀吉・中国大返し 〜これが幻の高速移動システムだ!〜」を視聴。
本能寺の変を知った秀吉は、毛利と対峙していた備中高松城から、あっというまに京に戻り、明智光秀を討った。230kmを９日で、特に姫路までの78kmを1日で駆け抜けたという大移動がなぜ可能だったのか。
秀吉の中国大返しは、これまでいくつもの歴史番組で取り上げられている。秀吉が本能寺の変の黒幕で、事前に計画されたものであったなど、興味をそそるような推測もあった。
ドラマで再現されるときには、怒濤のように走る軍勢と沿道から握り飯を差し出す領民たちが描かれる。
この番組では、新説が紹介された。
・信長の中国出陣のために、道路の整備や拠点の城への兵糧の備蓄が行われていたことが移動をスムーズにする助けになった。
・信長の様子を知らせる連絡要員を置いていたことで、本能寺の変の密使を捕まえることができた。
・後世に伝えられてきた移動行程は、秀吉自身の誇張した話が元になっている。
実際に城跡を調査すると、整備された部分が見つかる。なかなか信憑性のある説だ。
英雄たちの選択
「新発見!秀吉・中国大返し 〜これが幻の高速移動システムだ!〜」
NHKBSプレミアム
2020年4月8日20:00-21:00
