吉田一郎著「国マニア」書評感想

世界の小さい国、珍しい国、ちょっとワケありの国などをまとめた本。それぞれ4ページくらいにまとめてある。

バチカン、モナコくらいはミニ国家としてよく知られているが、世界には面積が小さいだけでなく、成り立ちが変わった国がたくさんある。そもそも国といえるかどうかわからない地域もある。

沿ドニエストル共和国、アブハジア共和国・南オセチア共和国など紛争の火種になるところ、東パキスタンのように元の飛び地、人工的につくられた極東のユダヤ人自治区、ビアフラ共和国、スペイン領サハラ、シーランド公国、グリーンランドなどなど。

ウィキペディアを読めばよいが、こういったコンパクトにまとまった本も捨てがたい。楽しい地理を学びたければ、こんなところから始めるのもひとつの手だなと思う。