藤川里絵著「株は5勝7敗で十分儲かる!」書評感想

株式投資で年間収益プラスを続けている著者が、唯一マイナスとなった2018年の投資履歴を公開した本。

トレードごとに、売買の理由とどこでどれだけのポジションを売買したかがチャートと共に日記形式でまとめてある。かなりの量があり、勝ちトレードだけでなく、負けトレードも同じように解説してある。

トレードの方針は、負けは小さく勝ちは大きく、損きりポイントを決めリスクリワード比は1:2とする。

個別のトレードを見る限りでは、チャートパターン、移動平均線での反発、企業決算、ファンダメンタルと、様々な理由でトレードを行っていて、これといった固定手法があるわけではないようにみえる。ただ、ここまで生のトレード履歴を公開してある本はまれなので、勝っているトレーダーの実践の記録としては参考になると思う。