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映画

韓国映画「甘い人生」(2005)の感想。イ・ビョンホン主演。

イ・ビョンホン主演の韓国ノワール映画。裏社会のボスのもとで実績をあげる敏腕のホテルのマネージャーのソヌ。ボスの留守中に若い愛人の監視を命じられる。愛人の男との密会の現場をおさえるが、ソヌは情けをかけてしまう。それを知ったボスは、それをソヌの...

芳地隆之著「ハルビン学院と満洲国」の感想。

ハルビン学院とは、1920年に設立され、その後25年間ロシア語の専門家を育成した旧制の専門学校。ハルビンは当時からヨーロッパの雰囲気を漂わせる街で、ロシア人も多数居住していた中国東北部の国際都市。ロシア語を学ぶにはうってつけの場所だった。専...
映画

映画「時計じかけのオレンジ」(1971)の感想。キューブリック監督。

スタンリー・キューブリック監督によるSF映画。1971年公開。とにかく過激でエキセントリックな作品。欲望のままに犯罪を重ねる不良少年が主人公。悪行の末に逮捕されると政府が推奨する新たな治療法の実験台となる。強制的に暴力的映像を見せることで嫌...
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韓国映画「MASTER/マスター」(2016)の感想。イ・ビョンホン主演。

イ・ビョンホンが悪役。マルチ商法で庶民の金を吸い上げ、それをもとに政官界にネットワークを張り巡らす悪徳グループの総帥を演じる。前半と後半の二部構成。前半は総帥逮捕に執念を燃やす犯罪捜査官との対決。危機一髪で逮捕はまぬがれてマニラに逃亡。後半...

菅野朋子著「韓国消滅の危機」の感想。

日本以上に少子化が進む韓国の現状のルポルタージュ。韓国でも人口減少が社会のいろんなところでひずみをもたらしている。それが日本よりも極端なかたちで起きている。学校が閉鎖になったり、徴兵制があっても軍隊力を保てない。人口がソウルに集中して、釜山...

ジョルジュ・シムノン著「男の首 黄色い犬」の感想。

「男の首」と「黄色い犬」の二編収録。どちらも秀作だと思う。「男の首」は、メグレが冤罪の疑いのある死刑囚を脱獄させ真相を探ろうとする。大博打になるが、思うように犯人に手がかりがつかめず、上層部からの矢の催促を受ける。だが、地道に捜査を進めると...
映画

映画「ある殺し屋の鍵」(1967)の感想。市川雷蔵主演。

「ある殺し屋」に続く第二弾。前作は市川雷蔵の殺し屋としての渋さで魅せる展開だったが、今回はプロットに重点をおいたストーリーになっている。政界の実力者が秘密メモをにぎる脱税王の暗殺を目論む。その命令が子分筋から子分筋へと降りていき、暴力団の末...
映画

映画「おーい、応為」(2025)の感想。長澤まさみ主演。

葛飾北斎親娘の物語。原作は飯島虚心の「葛飾北斎伝」。長澤まさみ主演。平日12時からの上映で10人前後の入り。昨年は同じく長澤まさみ主演「スオミの話をしよう」を観たが、ちょっと期待外れだったので、今度はどうかと思いながら鑑賞した。ストーリーに...
映画

映画「雨月物語」(1953)の感想。溝口健二監督。

言わずと知れた溝口健二監督による名作。ヴェネツィア国際映画祭の銀獅子賞を受賞。人の欲望を風刺した物語。ストーリーがわかりやすく、欲におぼれてはダメだという教訓が誰にでもわかるような構成だ。一旗揚げようとする夫たちと地道な生活さえ送れればよい...
外国語

松井智子著「バイリンガルの壁」の感想。

外国語学習の困難さを見越して、子供をバイリンガルにするためにアメリカンスクールに通わせるといったニュースをたまに聞く。しかし、バイリンガルになるというのはそれほど簡単なことではないことがわかるのがこの本だ。むしろ、バイリンガル教育の怖さとい...
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