モルディブでの中国とインド

今年の2月頃にモルディブ国内が揉めているというニュースを見た。その後はどうなったかと気になっていたところ、NHKBS国際報道2018がタイミングよくこの話題をとりあげてくれた。今週末に、大統領選挙があるそうだ。

現職は中国からの経済援助をどんどん受け入れインフラなどの整備を進めてきた。反面、それが経済侵略のような状態になっていると野党の反発を招き、対立候補は従来から関係の深かいインドに助けを求めようとしている。元大統領が逮捕されたり、非常事態宣言がでたりと、しばらく混乱した状態が続いている。国内の政治混乱が、中国とインドという大国の勢力争いに結びついてしまった。

小国が地理的重要性から、国内の対立が大国の勢力争いとなってしまうことはよくある。モルディブもこのパターンだ。インド洋の地図を見ればその重要性がすぐわかる。