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映画「ヨーロッパ横断特急」(1966)の感想。

1966年製作のフランス・ベルギー映画。アラン・ロブ=グリエ監督。 主人公は麻薬の運び屋。タイトルからは、サスペンスかミステリー、或いはアクション映画のように思えるが、かなり前衛的で実験的な作品。 劇中には、鎖やロープがよく出てくる。縛られ...
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映画「赤穂城」(1952)の感想。片岡千恵蔵主演。

昭和27年公開作品。片岡千恵蔵主演。戦後、少し経った頃に製作された白黒映画で、忠臣蔵を扱った映画の中ではあまり見る機会がない作品。スカパーで視聴。 この映画では、赤穂浪士の吉良邸討ち入りまでは描かれていない。浅野内匠頭の切腹を知らせる二人が...
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映画「どですかでん」(1970)の感想。黒澤明監督。

1970年公開の黒澤明監督による初のカラー作品。 高度成長期でありながら、その恩恵をまったく受けていない地域が舞台。住民たちは目を覆うくらいに貧しい生活を送っている。しかし、そこでは相も変わらぬ人間の持つ営みが繰り広げられている。貧しさにめ...
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映画「ターミナル」(2004)の感想。スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演。

2004年公開。スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演のハートフル作品。 ニューヨークのJFK空港のロービーが舞台。主人公は、祖国クラコウジアのクーデターによりパスポートが無効になったため、空港に足止めされてしまう。言葉もわから...
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映画「喜劇競馬必勝法」(1967)の感想。

1967年公開の谷啓主演の喜劇「喜劇 競馬必勝法シリーズの第1作。 高度成長期のただのお気楽喜劇だと思って観たが、なかなかに面白い。谷啓と進藤英太郎の平社員と社長の凸凹コンビに伴淳三郎の予想屋一家が絡んで、ハプニングがいろいろと起きる。全体...
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韓国映画「4人の食卓」(2004)の感想。チョン・ジヒョン、パク・シニャン出演。

2004年公開の韓国映画。「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンが主演。相手役は「パリの恋人」のパク・シニャン。 サイコ・ホラーの形式をとっているが、現代の韓国社会の問題を鋭く指摘している社会派の作品でもある。凝りに凝った構成で、至るところに暗...
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映画「ナポレオン」(2023)の感想。

封切り初日にTOHOシネマズで鑑賞。観客は55人くらいで、かなり入っていた。 ナポレオンの半生を描いた英雄伝。時代としてはフランス革命からセントヘレナで最期をむかえるまで。 歴史的な出来事とジョセフィーヌとの関係に苦悩する様子をつなげて英雄...
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映画「社葬」(1989)の感想。緒形拳主演。バブル時代の社内抗争劇。

1989年公開。新聞社の派閥争いをテーマにした映画。 やはり時代を感じてしまう作品だ。バブル絶頂期につくられただけあって、不況の影はどこにも見えない。経営は盤石なので、売り上げがどうの株価がどうのといった話はまったく出てこない。安定経営のも...
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映画「首」(2023)の感想。北野武監督の新説本能寺の変。

TOHOシネマズで北野武監督作品「首」を観てきた。朝一番の回で観客は25人くらい。 「首」という独特の視点から本能寺の変を描いている。 とにかく首が飛びまくる残酷シーンの連続。死体はゴミのように打ち捨てられ、人の命が軽かった時代だ。しかし首...
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映画「シン・ゴジラ」(2016)の感想。パニック映画の秀作。

ゴジラシリーズの第29作。2016年公開。かなり力の入った大作。 ゴジラの映画と言うよりもパニック映画。官邸内での官僚たちの奮闘がメインで、ゴジラは脇役的な存在だ。3Gが当たり前になった今となっては、ゴジラの造形は行きつくところまで行ってし...
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