本 ラテン語さん著「世界はラテン語でできている」の感想。 ラテン語についての四方山話。 語学ファンにとっても、ラテン語は特異な存在だ。あのローマ帝国で話されていた言葉であるし、フランス語、スペイン語、イタリア語などを学べば、先祖にあたるラテン語の影を感じないわけにはいかない。それほど遠くにある存在... 2024.11.16 本
本 ガルシア・マルケス著「百年の孤独」の感想。 ガルシア・マルケスはスペイン語のテキストによく出てくるので、名前だけはだいぶ前から知ってはいた。スペイン語作家ではセルバンテスの次くらいに有名なのだろうという認識だった。読むのが大変と聞いている「百年の孤独」が文庫化されてブームになっている... 2024.11.09 本
外国語 荒川清秀著「体験的中国語の学び方」の感想。 著者は中国語研究者で元NHK中国語講座講師。中国の学習法と自身の体験をもとにした中国語とのかかわりの体験記。 学習方法についての具体的なアドバイスがたくさん挙げられている。どれも少しずつ前に進むための方法だ。中国語特有の発音や辞書の選定など... 2024.11.04 外国語本
本 高木彬光著「神津恭介の復活」の感想。神津恭介平成三部作の第2作。 神津恭介シリーズ平成三部作の第2作。 会社オーナーの資産家一族に起きる連続殺人事件。遺産目当ての事件の線で捜査が進められる。だが、重要容疑者も殺されてしまい、真相究明は難航する。伊豆に引きこもった神津恭介が依頼を受け、鋭い推理で事件解決に導... 2024.10.28 本
外国語 鎌田浩毅著「理系的英語習得術」の感想。 筆者は地球科学が専門の京都大学名誉教授。かなり実践的でビジネスライクの英語学習法が紹介されている。 捨てるところは捨てるという方針で、的をしぼった戦略的方法。効率的であることはもちろんだが、知的消費はダメで、知的生産でなければならないという... 2024.10.16 外国語本
外国語 國弘正雄著「國弘流英語の話しかた」の感想。 國弘先生による英語学習法の本。 もちろん只管朗読がこの本の核になる。やさしい英文をひたする繰り返して音読することだ。どんな習い事でも、上達するには練習しかないことは誰にでもわかっている。だが、素振りのように単純作業は、続けるのが難しい方法だ... 2024.10.14 外国語本
本 渡部昇一著「知的余生の方法」の感想。 「知的生活の方法」と「続知的生活の方法」はだいぶ前に読んだ。大学教授のような頭を使う職業の人は、こういった生活を送っているのだなと思ったものだ。そういった知的生活の提唱者である著者が、シニア向けの余生の過ごし方を伝授した本。 前著は一般向け... 2024.10.08 本
本 鈴置高史著「韓国消滅」の感想。 尹政権の発足以後、日本のマスコミでの韓国批判は減ったし、それにともなって韓国の問題点を指摘する報道も減った。この本はかなり手厳しい論調ではあるが、今の韓国が抱える問題がコンパクトにまとめられている。 外交で方向が定まらないのは、いわゆる事大... 2024.09.29 本
本 高橋源一郎著「「書く」ってどんなこと?」の感想。 裏表紙に書かれていた”「考えずに」書く”という必殺の文句につられて読んでみた。 川上哲治のボールが止まって見える、円山応挙の描かずに描く、といった名文句に匹敵するようでかなり挑発的。悟りを開いた人の奥の深い話のようにみえる。 確かに同じよう... 2024.09.10 本
本 佐々木テレサ、福島青史著「英語ヒエラルキー」の感想。 早稲田大学国際教養学部修士課程での経験をもとに、英語のEMIプログラムの問題点を論じた本。 EMIとは、非英語圏の大学が授業を英語で行うプログラムのことで、早稲田大学国際教養学部ではこの方式で教育が行われている。パラッと立ち読みしたときに日... 2024.09.04 本