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NHK取材班「あの時、世界は… ―磯村尚徳・戦後史の旅」の感想。

1978年に放送された「NHK特集 あの時・世界は… 磯村尚徳・戦後世界史の旅」の9回シリーズをまとめた3冊本。第1巻・ ワルシャワの墓標・マンハッタン秘密計画・進め、デリーへ!第2巻・引き裂かれた聖地・ファイサル王の決意・ドゴールの挑戦第...

藤田晋著「勝負眼」の感想。

タイトルに惹かれて読んでみた。著者はサイバーエージェントの藤田晋社長。IT業界の代表的な成功者として有名だ。成功者のビジネス哲学的な話かと思ったが、教訓的なことはところどころに語られているのみで、自身のこれまでのエピソードをまとめたようなス...
外国語

鳥飼玖美子著「通訳者たちの見た戦後史」の感想。

同時通訳として活躍し、その後英語教育者に転身してからもテレビなどでお馴染みの著者。自身の体験を交えて、通訳者から見た戦後史を語っている。英語との出会いとその後の修業時代の苦労話。若い頃から怖いもの知らずの行動力で第一線の通訳の場に出る。教育...

高木彬光著「神曲地獄変」の感想。

昭和54年初版発行。連合赤軍事件を扱ったドキュメンタリー小説。昭和47年9月から昭和48年4月までの雑誌連載で発表された作品。昭和の時代に世間を騒がせた連合赤軍連続リンチ殺人事件。その後、浅間山荘の立てこもり事件により、連日のテレビ中継で注...

レジナルド・ヒル著「骨と沈黙」の感想。(ネタバレ)

ダルジール警視を主人公とする警察ミステリーシリーズの第11作。シリーズの中でも特に有名な作品。ダルジール警視の独特なキャラで楽しませてくれる。探偵役なのに切れる頭脳があるわけではなく、猪突猛進型の捜査を行う。あくの強い性格が武器で、横柄な態...

エラリー・クイーン著「エジプト十字架の謎」の感想。(ネタバレ)

クイーンの国名シリーズの中でも屈指の一冊。だいぶ前に読んでいるが、かなり時間をおいての再読になる。やはり面白い。十字架にはりつけにされた首のない遺体から始まる連続殺人事件。なんとも不気味でホラー作品のような雰囲気につつまれた序盤選だ。その後...
外国語

最所フミ著「英語の習得法」の感想。

初版は1981年で、その復刻版になる。著者の「英語類義語活用辞典」、「日英語表現辞典」は英語学習者にとって本当にありがたい本だ。こういう本が欲しかったという気持ちにこたえてくれている。その著者が英語学習についてまとめたのが本書になる。レベル...

芳地隆之著「ハルビン学院と満洲国」の感想。

ハルビン学院とは、1920年に設立され、その後25年間ロシア語の専門家を育成した旧制の専門学校。ハルビンは当時からヨーロッパの雰囲気を漂わせる街で、ロシア人も多数居住していた中国東北部の国際都市。ロシア語を学ぶにはうってつけの場所だった。専...

菅野朋子著「韓国消滅の危機」の感想。

日本以上に少子化が進む韓国の現状のルポルタージュ。韓国でも人口減少が社会のいろんなところでひずみをもたらしている。それが日本よりも極端なかたちで起きている。学校が閉鎖になったり、徴兵制があっても軍隊力を保てない。人口がソウルに集中して、釜山...

ジョルジュ・シムノン著「男の首 黄色い犬」の感想。

「男の首」と「黄色い犬」の二編収録。どちらも秀作だと思う。「男の首」は、メグレが冤罪の疑いのある死刑囚を脱獄させ真相を探ろうとする。大博打になるが、思うように犯人に手がかりがつかめず、上層部からの矢の催促を受ける。だが、地道に捜査を進めると...
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