石井勝利著「株価チャートの鬼100則」書評感想

前著で株式投資のための100則を著した著者が、今度はチャートにしぼった内容で100則をまとめたもの。

ダブルトップ、デッドクロス、得意銘柄で勝負するなど、ごく当たり前の記述もあるが、主に中級レベルのチャートの見方についてページが割かれている。

・かぶせ線は位置が問題
・持ち合いの動きからの上放れ
・鍋底の動きからの上げは買い
・だらだらの下げは拾うな

など、ローソク足とチャートのパターンの解説が中心。更に上級編というべき内容も含まれている。

冒頭に、「株で勝つためには、他人を出し抜かなければならない」という基本姿勢が書かれているが、そこに至るまでの基礎知識をまとめたもの。知識の整理もできるし、読み物としても面白い。