茂木健一郎著「脳がめざめる「教養」 」書評感想

新しい時代を生きるために必要な教養についての本。

著者は教養を静的教養と動的教養に2つに分ける。静的教養は書物から得るもの、動的教養は自ら進んで取りに行くもの。常識を疑い、広く深く教養を身につけることが大事になる。

広くとは、情報をリオーガナイズすること。深くとは、場数を踏んで現場感を持つこと。そうすることで、脳を覚醒させ、現代社会を生き抜く教養を身につけることができる。

情報自体は、ネットから豊富に得ることができるようになった現代。どうやってそれを有効に取り入れていくかが問題。単に本を読めばよいという考えから、一歩進んでみるにはどうするか。著者自身の例を示し教養を身につける方法を示した本。