国際情勢

スポンサーリンク
映画

映画「アルゴ」(2012)の感想。イランアメリカ大使館人質事件。

1979年に発生した在イランアメリカ大使館人質事件を題材にした社会派サスペンス映画。ベン・アフレック監督、製作、主演。 こういうことが実際に起こったというのだから驚いてしまう。イスラエルのエンテベ空港奇襲作戦もすごいが、これも現実ばなれした...

鈴置高史著「韓国消滅」の感想。

尹政権の発足以後、日本のマスコミでの韓国批判は減ったし、それにともなって韓国の問題点を指摘する報道も減った。この本はかなり手厳しい論調ではあるが、今の韓国が抱える問題がコンパクトにまとめられている。 外交で方向が定まらないのは、いわゆる事大...

小針進、大貫智子著「日韓の未来図 文化への熱狂と外交の溝 」の感想。

研究者とジャーナリストによる日韓の文化交流についての共著本。 冬のソナタで始まった韓流ブームは20年以上も前のこと。今では様々な分野に広がっていって、もう単なるブームとは言えないくらいの人気を保ち続けている。日々のニュースを見ていれば、冬ソ...

福原直樹著「黒いスイス」の感想。

国をイメージで語るとき、スイスは間違いなく好感度トップグループに属するだろう。北欧諸国とともに高い生活水準と紛争の影のない平和なイメージで、ユートピアのように感じる国だ。本書では、そういったスイスのイメージを覆すようなトピックスが並び、裏の...
映画

映画「オスロ」(2021)の感想。オスロ合意の裏交渉。

2021年製作のアメリカ映画。1993年のイスラエルとPLOのオスロ合意にまつわる物語。 全くの仲介者であるノルウェー人夫妻の尽力により、イスラエルとPLOの和平が実現する過程が描かれる。ほとんどがノルウェーが用意したゲストハウスが舞台にな...

青島顕著「MOCT 「ソ連」を伝えたモスクワ放送の日本人」の感想。

最近までモスクワから直接日本に向けた日本語のラジオ放送があった。出演者の多くは日本人職員。この本はモスクワ放送の日本人職員たちの足跡をたどっている。 実は70年代からこの放送を聞き始めた。西野肇さんの頃だ。冷戦期の番組は固い内容ばかりで、あ...

北村滋著「外事警察秘録」の感想。

月刊文藝春秋の記事をまとめたもの。著者は元警察官僚、前国家安全保障局長。警察の外事畑、政府の中枢で対外捜査に関わってきたインテリジェンスのプロ。 警察における外事警察とは外国に関連する捜査活動のことで、テロやスパイ対策も含まれる。最近まで現...

鈴木宗男、佐藤優著「最後の停戦論」の感想。

ロシアを専門として活躍してきた二人の著者によるウクライナ戦争についての対談本。 立場上は二人は親露派と分類されてしまうのかもしれない。ウクライナ支持一辺倒になった今では、持論を展開するだけでも批判を浴びるような世の中だ。人道的な点ではウクラ...

手嶋龍一、佐藤優著「ウクライナ戦争の嘘」の感想。

手嶋龍一、佐藤優両氏によるウクライナ戦争についての対談本。 今の世間の空気は、ロシアの蛮行に対する非難と全面的ウクライナ支持で一致している。ロシア側に多少なりとも配慮するようなことも言いにくい状況になっている。そういった方向で、この戦争を終...
テレビ

NHK BS世界のドキュメンタリー「私はナチスを欺いた 女性スパイの知られざる素顔」の感想。

第二次世界大戦中にハートのクイーンと言われた女性スパイの物語。 ロマノフ家の血をひくラリッサ・スウィルスキーは、ロシア革命のため祖国を離れヨーロッパに移り住む。苦難の生活を送るうちに、スペイン名家出身の軍人と結婚する。そして夫の赴任地のジブ...
スポンサーリンク