ミステリー

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テレビ

NHKBSドラマ アガサ・クリスティー「殺人は容易だ」の感想。

たまにNHKで放送があるアガサ・クリスティー原作BBCのドラマ。今回で7作目になる。全2回。このシリーズは映像と音楽が際立っていて、ぞくぞくするようなミステリアスな雰囲気で物語が進む。今回は黒人のナイジェリア青年が探偵役という設定。イギリス...

高木彬光著「妖婦の宿」の感想。

表題作を含む4作の中短編集。旧版の角川文庫。殺人シーン本番 中編紫の恐怖    短編鏡の部屋    短編妖婦の宿    中編いずれも密室系のトリックのエピソード。この中では「妖婦の宿」が一番いい。一旦、解決したかに見えたが、おやっという感覚...
テレビ

ドラマ「白昼の死角」(1979)の感想。渡瀬恒彦主演。高木彬光原作。

もう一度観たいと思っていたが、なかなか機会がなかったドラマ版の白昼の死角。ようやく東映チャンネルで放送があったので、全9話を観ることができた。映画版もよかったが、長い原作をだいぶ端折っていて物足りないところもあった。このドラマ版では、ほぼ原...
テレビ

ドラマ「消えた巨人軍」(1978)の感想。西村京太郎原作。

西村京太郎原作。1978年に日本テレビで5話シリーズとして放送されたドラマ。1976年の長嶋ジャイアンツが、新幹線で大坂へ移動中に誘拐されるという奇抜な設定。当時のジャイアンツの試合や移動中の映像がふんだんに使われている。もちろん選手たちに...

カトリーヌ・アルレー著「理想的な容疑者」の感想。

カトリーヌ・アルレーによる仏冒険小説大賞受賞作。ドライブ中の口論で、妻を車から降ろし置き去りにした夫ミシェル。翌朝、身元不明の女が車にひき殺された状態で見つかる。状況証拠から容疑者となったミシェルを、実の兄夫婦でさえ犯人ではないかと思い込む...

西村京太郎著「発信人は死者」の感想。

西村京太郎によるミステリー。1977年刊行。報道カメラマンの野口がたまたま無線による救難信号を受信する。それは太平洋戦争中に沈没した潜水艦からのものであった。野口は仲間とともにその潜水艦について調べ始めると、当時の関係者が事故死してしまう。...

西村京太郎著「D機関情報」の感想。

西村京太郎によるスパイ小説。著者の自著ランキングでは1位に挙げている。敗戦濃厚な状況の太平洋戦争末期、海軍中佐の関谷は水銀調達の密命を受けヨーロッパに赴く。その代金である金塊が潜水艦によりドイツに到着すると、それをトランクにつめ車でスイスに...

道尾秀介著「雷神」の感想。(ネタバレ)

かなりトリッキーなミステリー。謎解きだけにたよるのではなく、全体の構成を挑戦的なフォーマットでつくってしまった作品。一言で言えば、風が吹けば桶屋が儲かる的な因果律を使って物語を作っている。まったく関係のない出来事が、回り回って他の出来事に大...

ミシェル・エルベール&ウジェーヌ・ヴィル著「禁じられた館」の感想。

1930年代のフランスのクラシックミステリー。富豪の館で主人が自室で殺害された。それまでには何度も館から出て行くようにとの脅迫文を受け取っていた。周りには使用人が多数いて、それぞれにアリバイがある。互いの潔白を証明するような証言が集められる...
テレビ

BBCドラマ「ザ・ゲーム」(2014)の感想。KGB対MI5の諜報戦。

BBC制作のスパイドラマ。全6話。冷戦下の70年代に英国情報局保安部MI5がソ連KGBと繰り広げる諜報戦。かなり本格的なスパイドラマ。イギリス国内でKGBのガラス作戦という陰謀を阻止しようとするMI5の活躍が描かれる。最近のBBCドラマと違...
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