ミステリー

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高村薫著「リヴィエラを撃て」の感想。

著者によるスパイ小説の代表作。アイルランド、イギリス、香港、日本と移り変わる壮大な物語だ。乾いた筆致と精密な描写は、まるでジョン・ル・カレを読んでいるような気分になる。とくに前半のIRAのテロリストたちの部分は迫力がある。親切な説明はないの...
テレビ

NHKドラマ「悪魔の手毬唄」の感想。吉岡秀隆主演。(ネタバレ)

NHKの金田一耕助シリーズ第5弾。主演吉岡秀隆。市川崑監督の映画版が最高傑作と言われており、そのドラマ版がいよいよNHKにも登場するということで、興味津々で視聴してみた。この物語は人間関係が入り組んでいてストーリーがかなり複雑。そのためわか...

高木彬光著「死神の座」の感想。

神津恭介が活躍する本格推理もの。神津恭介は、避暑のために軽井沢を訪れる車中で奇妙な女性と出会う。女性は不思議なことばを残し立ち去ると、ホームで男を平手打ちにして姿を消す。軽井沢に着いてみると殺人事件が発生し、恭介は警察に協力することになる。...

ジョン・ル・カレ著「ナイロビの蜂」の感想。

アフリカを舞台に製薬業界の闇を題材にしたサスペンス。スマイリーシリーズと比べると、だいぶ読みやすい。ケニア駐在のイギリス人外交官の妻が出先で惨殺される。夫のジャスティンは、その真相を探ろうと自ら捜査に乗り出す。すると今まで知らなかった妻の活...

高木彬光著「死を開く扉」の感想。

神津恭介が解決に挑む密室殺人事件。構成は割とシンプル。旧友を訪ねて若狭に足を運んだ松下が、資産家宅で起きた殺人事件の捜査に関与する。被害者は、四次元の世界を連想させるような扉を邸宅につくったミステリアスな性格の持ち主。東京からの神津恭介の指...

横溝正史著「真珠郎」の感想。

1936年から1937年に発表された怪奇ミステリー。後の角川で映画化された有名作よりも前に発表された作品。金田一耕助も登場しない。登場人物は少ない。地方名家の古い因襲というパターンもそれほど強くない。語り手の若手研究者椎名耕助が、同行者の乙...
映画

映画「誰よりも狙われた男」(2014)の感想。ジョン・ル・カレ原作。

ジョン・ル・カレ原作のスパイ小説。2014年公開。フィリップ・シーモア・ホフマン主演。舞台はハンブルク。極秘で捜査を行うテロ対策チームのリーダーバッハマンは、イスラム過激派の青年に目を付ける。彼は人権派女性弁護士の保護のもと、父の残した多額...

ジョン・ル・カレ著「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の感想。

スマイリー3部作の第1弾。傑作と言われているだけあって、さすがに読み応えがある。舞台の多くはサーカスこと英国情報部の本部で、いわゆるオフィスビルだ。幹部たちが秘書をしたがえてそれぞれの個室に陣取っている。書類が積み上がり、煙草をふかしたりコ...

高木彬光著「女か虎か」の感想。

タイトルは、リチャード・ストックトンのリドル・ストーリー「女か虎か」に因んでいる。読者に選択肢だけ示し結末を委ねるというスタイルで、それをもとにした構成になっている。ある晩、警察に通報があり警官が駆けつけたが、ただの夫婦喧嘩として処理された...
テレビ

NHKドラマ「雪煙チェイス」の感想。東野圭吾原作。主演細田佳央太、ムロツヨシ。

NHKの正月ドラマ。東野圭吾原作。細田佳央太、ムロツヨシ主演。ある一軒家の主人が絞殺される。容疑者は、犬の散歩のアルバイトを引き受けていた青年。そのとき彼はスキー場でスノーボードをしていたが、それを証明するために女性スノーボーダーを探すとい...
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