国際情勢

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映画

映画「エンテベ空港の7日間」(2018)の感想。

エンテベ空港奇襲作戦の映画化。1976年にハイジャックされたエールフランス機には多数のイスラエル人が搭乗していた。犯人の過激派たちは、ハイジャック機をウガンダのエンテベ空港に着陸させ、イスラエル政府にパレスチナ過激派の解放を要求した。イスラ...
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韓国映画「ソウルの春」(2023)の感想。

韓国で1979年に起きた軍事クーデターを題材にした作品。独裁体制をしいた朴正煕大統領が暗殺されると、短いあいだではあったが権力の真空状態が生じた期間があった。その間隙を縫って登場したのが次の独裁者全斗煥大統領だ。彼がどのように政権を奪取した...

舛添要一著「ムッソリーニの正体」の感想。

元都知事、元厚生労働大臣の著者によるムッソリーニの解説本。ムッソリーニと言うとヒトラーのイタリア版と思いがちだ。ところが実際にはそんな単純な話ではないようだ。本書では、ヒトラーとの比較を通じてムッソリーニの実像が描かれている。二つの世界大戦...
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映画「アルゴ」(2012)の感想。イランアメリカ大使館人質事件。

1979年に発生した在イランアメリカ大使館人質事件を題材にした社会派サスペンス映画。ベン・アフレック監督、製作、主演。こういうことが実際に起こったというのだから驚いてしまう。イスラエルのエンテベ空港奇襲作戦もすごいが、これも現実ばなれした作...

鈴置高史著「韓国消滅」の感想。

尹政権の発足以後、日本のマスコミでの韓国批判は減ったし、それにともなって韓国の問題点を指摘する報道も減った。この本はかなり手厳しい論調ではあるが、今の韓国が抱える問題がコンパクトにまとめられている。外交で方向が定まらないのは、いわゆる事大主...

小針進、大貫智子著「日韓の未来図 文化への熱狂と外交の溝 」の感想。

研究者とジャーナリストによる日韓の文化交流についての共著本。冬のソナタで始まった韓流ブームは20年以上も前のこと。今では様々な分野に広がっていって、もう単なるブームとは言えないくらいの人気を保ち続けている。日々のニュースを見ていれば、冬ソナ...

福原直樹著「黒いスイス」の感想。

国をイメージで語るとき、スイスは間違いなく好感度トップグループに属するだろう。北欧諸国とともに高い生活水準と紛争の影のない平和なイメージで、ユートピアのように感じる国だ。本書では、そういったスイスのイメージを覆すようなトピックスが並び、裏の...
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映画「オスロ」(2021)の感想。オスロ合意の裏交渉。

2021年製作のアメリカ映画。1993年のイスラエルとPLOのオスロ合意にまつわる物語。全くの仲介者であるノルウェー人夫妻の尽力により、イスラエルとPLOの和平が実現する過程が描かれる。ほとんどがノルウェーが用意したゲストハウスが舞台になり...

青島顕著「MOCT 「ソ連」を伝えたモスクワ放送の日本人」の感想。

最近までモスクワから直接日本に向けた日本語のラジオ放送があった。出演者の多くは日本人職員。この本はモスクワ放送の日本人職員たちの足跡をたどっている。実は70年代からこの放送を聞き始めた。西野肇さんの頃だ。冷戦期の番組は固い内容ばかりで、あま...

北村滋著「外事警察秘録」の感想。

月刊文藝春秋の記事をまとめたもの。著者は元警察官僚、前国家安全保障局長。警察の外事畑、政府の中枢で対外捜査に関わってきたインテリジェンスのプロ。警察における外事警察とは外国に関連する捜査活動のことで、テロやスパイ対策も含まれる。最近まで現職...
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