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映画「Cloud クラウド」(2024)の感想。黒沢清監督、菅田将暉主演。

黒沢清監督、菅田将暉主演の作品。今の日本社会の負の面を拡大したような映画だ。ホラーのテイストを少し加えて、現実社会の怖さを転売ヤーを通して表現している。仕事への誇りとか情の通った人間関係などどこにもない。希薄な人間関係と生きるために必死に金...
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映画「KT」(2002)の感想。金大中事件の真相。

金大中事件を扱った韓日合作映画。1973年に起きた金大中事件は、KCIAにより金大中氏が日本のホテルから拉致された事件。結果的には、アメリカ、日本の介入により解放され、ソウル自宅近くで発見された。この事件については、その後に真相が明らかにな...
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映画「あの人が消えた」(2024)の感想。

構成に重点を置いた現代風のミステリー。宅配便と一人住まいのマンションという今風の設定のもとで物語は進む。冒頭、ホラーチックな雰囲気がよく出ていて、なかなか見せるストーリーで始まる。神隠しにあったような事件から始まって、予想もしなかったことが...
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映画「影の車」(1970)の感想。松本清張原作。

松本清張原作、加藤剛、岩下志麻出演、野村芳太郎監督。平凡なサラリーマンが、日常の何気ない出来事から深みに転落していく松本清張作品によくあるストーリー。前半はゆっくりとしたテンポで進む。中盤から不気味な雰囲気がちらほら顔を出す。それからがいま...
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映画「36時間」(1965)の感想。

原作は、ロアルド・ダールの短編小説「番犬に注意」。主演は、ロックフォード氏の事件メモのジェームズ・ガーナー。ノルマンディー上陸作戦の計画を知るアメリカ軍将校がポルトガルからドイツに拉致される。ドイツには大がかりなアメリカのニセ病院がつくられ...
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映画「それから」(1985)の感想。森田芳光監督、松田優作主演。

原作は夏目漱石の前期三部作の第二作「それから」。森田芳光監督、松田優作主演。夏目漱石の心理的世界を映画化するのは難しいと思う。それを見事に映像化しているのがこの作品。一見、何事もないような日常とその裏に隠れる様々な心理的なやり取り。ちょっと...
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仏映画「まぼろしの市街戦」(1966)の感想。

1966年公開のフランス映画。第一次世界大戦末期、敗走するドイツ軍はフランスのある田舎町に時限爆弾を仕掛けた。その解除の任務を命じられた伝書鳩の飼育係が、現地に赴いてドタバタ劇を繰り広げる。コメディタッチの戦争映画で主題は反戦だ。主人公の伝...
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映画「危険な女たち」(1985)の感想。アガサ・クリスティ原作、野村芳太郎監督。

アガサ・クリスティの「ホロー荘の殺人」が原作で野村芳太郎監督となれば、期待して見ないわけにはいかない。今までこんな作品があったことを知らなかったのが不思議なくらいだ。出演陣も豪快だ。全体的に舞台劇のような雰囲気で物語が進む。冒頭からセリフに...
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映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(2024)の感想。

世の中が停滞すると、過去の偉人だったらどう対処しただろうといった論議が生まれる。それをうまく利用した作品だ。コロナ禍の日本で、難局に対処するために人工知能を使って歴史上の偉人たちを復活させる。そして徳川家康を総理大臣とした内閣が成立する。徳...
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韓国映画「国家が破産する日」(2018)の感想。キム・ヘス主演。

1997年に起きた韓国のIMF危機を題材にした映画。キム・ヘス主演。3つの視点から描かれる韓国の経済危機。キム・ヘスが演じる韓国銀行の通貨担当者、野心家の金融マン、零細企業の経営者の3人だ。救国の強い意志を持って奔走するキム・ヘスは、無責任...
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