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小針進、大貫智子著「日韓の未来図 文化への熱狂と外交の溝 」の感想。

研究者とジャーナリストによる日韓の文化交流についての共著本。 冬のソナタで始まった韓流ブームは20年以上も前のこと。今では様々な分野に広がっていって、もう単なるブームとは言えないくらいの人気を保ち続けている。日々のニュースを見ていれば、冬ソ...

加藤周一著「羊の歌」の感想。

加藤周一による若い時代の回想録。 読もう読もうと思いながら長い間本棚で眠っていた本。有名な本だし、飾っておくにももってこいの本なので、本棚の主のように置かれて手つかずの状態になっていた。 著者の生まれが1919年であり、昭和初期から戦前、戦...
外国語

飯田真紀著「広東語の世界」の感想。

広東語に関する一般向けの解説書。文法的な特徴はなどはほんの少しで、広東語とその文化圏の紹介であり、かなり興味深く読んだ。 広東語は香港とその周辺で話されていて中国語の有力な方言ではあるが、標準中国語とは意思疎通ができないくらいにかけ離れてい...

谷川浩司、山中 伸弥著「還暦から始まる」の感想。

将棋の谷川浩司永世名人とノーベル賞の山中教授との対談本。 還暦を越える年齢になれば、当然自分の老いと能力の低下を感じざるを得ない。それにどうやって向き合うべきか。経験値は高いというアドバンテージをできる限り利用するというもっともな結論に落ち...

柯隆著「中国不動産バブル」の感想。

テレビ、ラジオでお馴染みの中国経済の専門家柯隆氏による中国不動産バブルについての解説本。 前半は、中国不動産バブルの詳細な解説。なぜ、バブルが起きて崩壊の危機に瀕しているのかが詳しく述べられている。日本のバブルとの比較しての中国特有の事情に...

片山和之著「歴史秘話 外務省研修所」の感想。

著者はキャリア外交官で元外務省研修所長。外務省研修所の公式の通史というわけではないが、かなり充実した内容が記されている。 歴史的な背景の説明では、明治の時代から外務省では人材育成に力が入っていたことがわかる。当時の列強に追いつくためであるが...

野口悠紀雄著「83歳、いま何より勉強が楽しい」の感想。

数々の勉強本を出してきた野口先生が、退職後にしぼった学び方のガイドブック。 勉強を楽しみとしてとらえることができるなら最高。リタイア後にはあり余るほどの時間がある。現役時代のしがらみもなくなる。学びを助けてくれるデジタルツールもどんどんと進...

サイデンステッカー 、松本道弘編集「最新日米口語辞典 [決定版]」の感想。

エドワード・G・サイデンステッカー、 松本道弘共著による「最新日米口語辞典 」。40年以上も前に出た初版の改訂版。旧版も持っているが、かなり改訂されているので新たに購入してみた。 引くための辞書というよりも読むため辞書。こなれた日本語表現を...

福原直樹著「黒いスイス」の感想。

国をイメージで語るとき、スイスは間違いなく好感度トップグループに属するだろう。北欧諸国とともに高い生活水準と紛争の影のない平和なイメージで、ユートピアのように感じる国だ。本書では、そういったスイスのイメージを覆すようなトピックスが並び、裏の...
投資

清原達郎著「わが投資術 市場は誰に微笑むか」の感想。

著者は、しばらく前にサラリーマンで長者番付1位になり話題になった人。野村證券からファンドマネジャーという華麗なる経歴で、当時百数十億円くらいの収入だったと記憶している。 引退を機に書いたという本書はかなり中身が濃い。野村證券時代の経験、ファ...
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