NHKドラマ「アストリッドとラファエル5 文書係の事件録」第7話「名馬の最期」の感想。

アストリッドとラファエルは厩舎に呼び出される。行ってみると競走馬が何者かによって殺されていた。その馬は有名なレースであるパリ大障害の本命馬であった。凶器はトルコの刀剣という特殊なもの。すぐに騎乗予定だった騎手を聴取するが、彼女も殺されてしまい謎が深まる。

今回はディック・フランシスのような競馬界を舞台にした話。フィボナッチ数列を思い起こさせる馬名とオッズの関係が浮かび上がったときは、かなり凝ったトリックを期待したのだが、その謎解きは尻すぼみになってしまった。過去の事件との関連から裏の事情が明らかになるのはいつものパターン。最後はあっさりと犯人がわかってしまう。

アストリッドの乗馬クラブでの記憶がまたよみがえる。そこで彼女にきつく当たっていた男性が登場。何やらアストリッドの過去に関係しそうな雰囲気があるが、その男は現在行方不明になっていることがわかる。